読んでも何の会社かわからない
「新しい価値を創ります」のような抽象的なスローガンは、どの会社に付けても成立します。訪問者が最初の一文を読んでも業種とサービスを推測できないなら、その画面はまだ何も説明していないのと同じです。
ホームページを開いた瞬間に見える最初の画面を、業界ではヒーローエリアと呼びます。訪問者の多くはこの画面だけで読み続けるか離れるかを決めるのに、多くのホームページはこの場所をかっこいいスローガンと大きな画像だけで埋めています。この記事では、最初の画面で訪問者が離れる理由と、そこに必ず入れるべき要素を扱います。
ホームページのファーストビュー(ヒーローエリア)は、何をしている会社か、誰のためのサービスか、なぜ信頼できるか、次に何をすればよいかの4つに、スクロールなしで答える必要があります。かっこいいコピーより、訪問者の質問に先に答える画面が問い合わせにつながります。
「新しい価値を創ります」のような抽象的なスローガンは、どの会社に付けても成立します。訪問者が最初の一文を読んでも業種とサービスを推測できないなら、その画面はまだ何も説明していないのと同じです。
訪問者が最初に確認するのは「ここは自分の悩みを扱う場所か」です。対象顧客とその状況が画面に表れていなければ、ぴったりの顧客でさえ自分には関係ない場所だと判断して離れてしまいます。
大きな写真や動画が画面いっぱいに広がり、文字が薄く重ねてあるだけの構成は、雰囲気は伝えても判断材料を渡せません。画像はメッセージを支える役割であり、説明の代わりにはなれません。
説明を読んで関心が生まれても、次に何をすればよいか見えなければ流れが途切れます。ボタンがない、あるいは「詳しく見る」のようにどこへ続くのか曖昧なボタンしかなければ、関心は行動につながりません。
業種・サービス・提供方法が読み取れる具体的な一文を、画面で最も大きな文字に置きます。検索から来た訪問者が探していた言葉と重なれば理想的です。かっこいい表現より、すぐ理解できる表現が優先です。
対象顧客と、その人たちが抱える状況を見出しか補助文に込めます。全員に向けて話すと誰にも届きません。対象を絞って語るほど、当てはまる顧客にはより正確に刺さります。
運営年数、累計実績数、資格や認証のように、事実として確認できる根拠をひとつ配置します。根拠のない形容詞を重ねるより、確認可能な事実がひとつあるほうが第一印象の信頼をつくります。
相談申し込み、見積もり依頼のように、次のステップが明確なボタンをひとつ置きます。ボタンが多いと選ぶのが難しくなるため、主要な行動をひとつ決め、まだ判断の早い訪問者向けの補助導線は控えめなトーンで区別します。
5項目のうち2つ以上が崩れているなら、最初の画面から整理する時期です。ただし、ファーストビューを整えても訪問や問い合わせの増加を保証することはできません。最初の画面は判断が始まる地点にすぎず、比較段階の情報と問い合わせ導線まで続いてこそ成果につながります。
スローガン自体が問題なのではなく、それだけで何をしている会社か伝わらないなら、画面で最も大きな場所を譲る理由がありません。説明になる一文を主役に置き、スローガンは補助の位置に置くのが安全です。
いいえ。最初の画面の役割は読み続けるか判断する材料を渡すことであり、すべての情報を伝えることではありません。何の会社か、誰のためか、なぜ信頼できるか、次に何をすればよいかの4つに答えたら、残りは下のセクションに回すのがよいです。
使って構いません。ただし画像はメッセージを支える役割であるべきで、文字を隠したり読み込みを大きく遅らせたりするなら、かえって損になります。特にモバイルで、画像のせいで見出しとボタンが押し出されていないか確認が必要です。
主要な行動ボタンひとつを基本としてお勧めします。相談申し込みのように事業目標に直結する行動をひとつ決め、まだ比較段階の訪問者向けの補助リンクは視覚的に控えめなトーンで区別すると、選びやすくなります。
訪問はあるのに問い合わせがないなら、多くの場合ファーストビューのメッセージ、判断材料、問い合わせ導線のどこかで流れが途切れています。途切れる地点の見分け方と整理の順序を案内します。
ホームページリニューアルはデザインの刷新ではなく、構造・コンテンツ・問い合わせ導線を今の顧客の旅程に合わせて整理し直す作業です。検討すべきサインと始める順序をまとめました。